AIシナリオに活かせる万能の汎用プロット「起承転結」を紹介します。ジャンルを問わず、小説・漫画・脚本制作に応用できる基本構造です。初心者が最初に押さえておきたい型であり、AIへの指示もシンプルに設計できます。
なぜ起承転結が万能なのか
- シンプルながらも読者にわかりやすい展開を提供できる
- どのジャンルにも当てはめやすく、AIシナリオの指示が容易
- 「転」の盛り上がりを強調することで、物語の印象を強く残せる
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起承転結の基本テンプレ
- 起:主人公や状況を提示し、物語のテーマを示す
- 承:課題や葛藤を展開し、関係性や状況を深める
- 転:予想外の出来事や対立を発生させ、クライマックスへ導く
- 結:葛藤を解消し、余韻や成長を描いて締める
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テンプレート例:学園ドラマ
#起
新学期、主人公は転校してきたばかりで孤立している。
#承
クラスメイトと少しずつ打ち解けるが、部活動で対立が生まれる。
#転
文化祭直前に大きなトラブルが発生し、友情が試される。
#結
協力して困難を乗り越え、主人公は仲間の一員として認められる。
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テンプレート例:ファンタジー冒険
#起
辺境の村で暮らす少年が、不思議な石を手に入れる。
#承
仲間を集めて旅に出るが、敵勢力に追われ続ける。
#転
仲間の裏切りが発覚し、世界の秘密が明かされる。
#結
宿敵を倒し、石の力を解放して新たな時代が始まる。
AIシナリオに指示するプロンプト例
目的:{ジャンル}の短編を起承転結で設計したい。
制約:各段階200字以内でまとめる。転は必ず予想外の展開を含める。
出力:#起 #承 #転 #結 の形式で。
起承転結を発展させる方法
- キャラ心理に焦点を当てる:「承」での揺れ動きを細かく描く
- 複数の誤解や対立を入れる:「転」にサブプロットを追加
- エピローグを工夫する:「結」で余韻を残すかどんでん返しを入れる
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まとめ
起承転結は、AIシナリオを扱ううえで最もシンプルかつ応用範囲の広いテンプレートです。ラブコメ・BL・ファンタジー・ASMRなど、ジャンルを問わず利用できます。最初のステップとしてAIに指示しやすい型なので、必ず押さえておきましょう。
次に読む: 三幕構成テンプレ / クライマックス演出テンプレ / どんでん返しテンプレ
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