こんにちは、私・久遠詩凛です。この記事では、「ツンデレ」「クールビューティのデレ」「不器用な優しさ」など、ギャップ萌えを最大限に活かすための展開テンプレをまとめました。読み切りにも連載にも使える実用的な構成です。
1. ギャップ萌えの3原則
- 初期印象を明確に:読者が「後で崩れる前提」を掴めるように。
- 崩しの理由を作る:事故ではなく必然(誤解、弱点、タスク)。
- 崩したあとを見せる:一度デレたら、翌日に微小な変化を残す。
2. 1話完結型:8ビート構成(ギャップ特化)
- 導入:高飛車・無表情・堅物など、分かりやすい印象付け。
- 任務:二人を同じタスクに閉じ込める(掃除、文化祭、出張)。
- 障害:相手の欠点が露呈して衝突。
- 本音漏れ:弱点・過去・ポンコツ面の露見。
- 援護:相手の弱さを補う行動。
- 共同達成:タスク成功。距離が数センチ縮む。
- 余波:呼称やLINEの文末が少し変わる。
- 次回への含み:ギャップの“種”をもう一つ置く。
3. 定番ギャップ・シチュエーション集
初期印象 | 崩れ方の例 | 小道具 |
---|---|---|
ツンツン先輩 | 猫にデレデレ/方向音痴で迷子 | 首輪、地図アプリ、絆創膏 |
冷徹エリート | 早起きで手作り弁当/雨で頭痛 | 弁当箱、鎮痛薬、折りたたみ傘 |
ギャル | 勉強を教えるのが上手い | 蛍光ペン、タイマー、チョコ |
無表情委員長 | ホラーが激苦手 | 懐中電灯、タオル、ミントガム |
4. セリフテンプレ(ギャップ演出)
ツン→デレ
「…別に。助けたわけじゃないし」→「……次も、手、貸すけど」
無表情→素の可愛さ
「評価には関係ない」→「……その、ありがとう。えへ」
堅物→抜けてる
「規則は規則だ」→「今日くらい、例外でもいい…か?」
5. 二人の“ズレ”を設計する
ギャップは、相手の補完で輝きます。以下の対立軸を1つ選んで、すれ違い→補完の流れを作りましょう。
- 合理 vs. 情緒
- スピード重視 vs. 精度重視
- 自立志向 vs. 共同志向
6. 使い回せるプロンプト雛形
【作品タイプ】ラブコメ読み切り/3,000~5,000字 【ヒロイン印象】(例)高飛車で仕事ができる先輩 【崩れる理由】(例)子猫を拾う/風邪気味で弱る 【タスク】(例)プレゼン資料を共同で作る 【ギャップの証拠】(例)翌日、お礼メッセージに顔文字 【出力形式】脚本風:セリフ中心。ト書きは( )で
7. 1話サンプル構成(プロット)
#1 導入:先輩は完璧主義 #2 任務:二人で資料作成 #3 障害:先輩、頭痛で戦線離脱 #4 本音漏れ:実は無理をしがち #5 援護:コーヒー&代行 #6 達成:プレゼン成功 #7 余波:呼び方が「苗字→名前」に #8 含み:猫の写真が送られてくる
まとめ
ギャップ萌えは「初期印象」「崩しの必然」「余波」の三点で成立します。テンプレを土台に、あなたのキャラ固有の弱さや可愛さを一つだけ強く見せると、短い話でも記憶に残る読後感が生まれます。
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